【出雲縁結び空港の周辺整備】
出雲空港は島根県の設置・管理でありますが、10月1日の斐川町との合併に伴いその所在地も出雲市になります。
出雲大社の大遷宮や古事記編纂1300年の記念行事など、これから島根県や出雲市に多くの誘客が見込める中、空の玄関口である出雲空港の整備を図り、より一層利便性を高める必要があると考えています。
そこで、空港の駐車場整備(地元利用者の利便性向上)と周辺整備(観光客の満足度向上)を切り口に質問しました。
「駐車場整備について」
特に空港ターミナルに近い第1,2,3駐車場には、長期駐車も多く駐車スペースの不足が指摘されています。
この点を改善し駐車スペースの確保を行い、利便性の向上を行なう。
特に松江市からの利用促進につなげていかねばならないと考えています。
平成20年度と平成22年度の出雲―東京便と米子―東京便を比較すると(総利用者数は出雲便が約12〜5万人多いですが)出雲便の約4万6千人(8%)減少に対し、米子便は約3千人減少とほぼ横ばいでありました。
飛行許可時間が米子便が長かったり、割引率の違いなど様々な要因もありますが、松江市からの利用促進に向けた取り組みを求めました。
また空港利用が高まれば、空港設置自治体に交付される航空燃料譲渡税が増えます。
年間3億円の税収になりますが、今年度から3年間は計算の元になる金額が30%減額されます。つまり約1億円の減収になります。
この辺りのことを考えても今後空港対策は重要になってきます。減収分を国に補填してくださいという消極策ではなく、前の質問のように国際線化や格安航空会社の誘致など積極策を講ずるよう求めました。
執行部からは「駐車場の件は承知しています。島根県には第1駐車場の立体化などを要望していきます」との答弁がありました。
立体駐車場も良い案だと思いますが、私は第1,2,3駐車場の入口と出口に駐車券機を設置し、4日以上(島根県の長期駐車対象日数)駐車する人からは料金を徴収することを提案しました。費用対効果を考える必要があると思いますが、駐車場問題は早急に改善されるべきだと考えています。
また空港対策の重要性は、認識を共有しました。