12月議会の一般質問が始まりました。
今回の一般質問は、12月3日から6日の4日間に24人の議員が質問に立ちます。
1日目は、遠藤力一議員、勝部順子議員、川上幸博議員、米山広志議員、坂根守議員の5議員と私が、質問を行ないました。
私は、「森林バイオマス活用について」質しました。
近年、森林は木材価格の低迷や担い手不足により、手入れ不足で間伐の遅れた山林がたくさんあり、森林の荒廃が進んでいます。
総土地面積対する森林の割合が約60%の出雲市も同様の課題を抱えています。
この森林の荒廃を放置すると、森林経営はおろか、森林の保全、土地の管理など様々な問題が発生してきます。
国・県・市では、森林資源の集約化を進めていますが、思うように進んでいません。
また一方、森林の価値は、皆さんご存知のように、国土保全、水源涵養、地球温暖化、木材の供給など多面的な機能を有しています。
また最近は、山林に放置された林地残材を木質バイオマスとして活用し、エネルギー利用が図られています。
このような中、この森林再生と新エネルギー対策が一体となった取り組み「木の駅プロジェクト」が全国的に広がりつつあります。
このプロジェクトは、放置された林地残材を「木の駅」という集荷所に搬入します。搬入した人は対価として、搬入料と一般には地域通貨を受け取ります。
林地残材は、チップ加工されるなどして木質チップボイラーでエネルギーになります。
とてもシンプルな循環サイクルが確立します。
今回この「木の駅プロジェクト」を出雲市でも導入すべきではないのかと、質しました。
執行部からは、制度設計を含め今後検討していくとの前向きな答弁がありました。
森林再生と新エネルギーに対する取り組みは、今日的課題を解決することであり、その克服は時代の要請だと考えていますので、是非実現してもらいたいと思います。