出雲市議会の予算特別委員会が開催され、一般会計第3回補正予算など付託された議案4件はすべて可決しました。
一般会計の補正予算額は9億4200万円です。
その内の7億8千万円は、平成24年度一般会計の決算剰余金約15億6千万円の半分を地方財政法により財政調整基金に積み立てたものです。
これにより今年度末の財政調整基金の残高は、27.5億円になる見込みで、出雲市の中期財政計画の20億円を上回りました。
しかし一般的に他の自治体では、標準財政需要額の10%を積み立て目標にしている場合が多く、この基準に照らし合わせると出雲市の場合40〜50億円になります。
この点からも財政の余裕が少なく、更なる行財政改革を進める必要性を表しています。
出雲市としては、今後市町村合併に伴う財政需要の変化に合わせた地方交付税の算定を国に要望していく旨の説明がありました。
合併特例債は、本年9月までで総枠497億円の93%にあたる462億円起債され、35億円の残になっています。
「平成の大遷宮」後も賑わいを見せている出雲大社周辺の交通渋滞対策として、シャトルバスや警備体制強化に必要な予算1000万円が計上されました。
今回渋滞対策としてシャトルバスを利用するということですが、私はかねてより、一畑電車を利用することを提案しています。
・ 一畑電車沿線の例えば雲州平田駅、一畑口駅、川跡駅などの周辺の駐車場利用したパーク&ライドの強化
・ 電車運賃の補助(例えば県・市で100円ずつ補助した場合、約半額補助になります)
これらを組み合わせることで、新たな需要が起せないかと考えていました。
旅行に対するニーズも多様化し、電車にも乗ってみたいと思う観光客もいると思います。
また出雲大社周辺の地域へ観光客を誘導する手段にもなると思います。
(例えば雲州平田駅で駐車した場合木綿街道による。一畑口駅なら一畑薬師へお参りする。)
運行時間など事象者の協力がなければできませんが、行政もポスト正遷宮を言うからには、今回のチャンスにいろいろな試みをして欲しかったと思います。