出雲市議会の一般質問が3日間の日程で始まり、24人の議員が質問に立ちます。
真誠クラブの川上幸博議員は、防災対策では「斐伊川流域の防災上の問題点や土石流対策」について質し、執行部からは「斐伊川放水路の稼働で昨年の大雨時には斐伊川下流域で80cm、宍道湖中心で20cmの水位低下という効果をあげた。しかし斐伊川は天井川で氾濫すると出雲市に大きな被害を及ぼす。治水三点セットの松江大橋川の拡幅が完成しない現状では治水上大きな問題を残している」と懸念を示しました。また「土石流対策は島根県において現在治山事業25か所、砂防事業9か所行われています」と答弁がありました。
渡部勝議員は合併後10年を迎えた出雲市について市長の所感を尋ね、長岡市長からは「合併に寄せた期待は、一つに行財政の効率化と市民の多様なニーズに対応できること、二つ目に各地域の良さを持ち寄り総合力を発揮し、出雲ブランドとして発展できることです。反対に不安は、本庁と支所の距離が離れ周辺部の声が届きにくくなる点と地域間格差が広がっていくことです。これらを克服し夢と希望が持てる出雲市に向かうよう取り組んでいく」と答弁がありました。
出雲市議会の12月議会が開会しました。[会期 21日間]
今議会には予算案6件、条例案15件などが上程されました。
条例案は、出雲市行財政改革大綱及び出雲市行財政改革第1期実施計画に基づき使用料・手数料の見直しの一環として行われる条例改正が半数を占めます。
特に市内8施設ある温浴施設の料金の統一や減免措置の統一など現在施設ごとに違う料金体系を合わせていく内容になっています。
また使用料の見直しで生じた収益の一部を、将来の施設維持管理の財源として積み立てる基金条例も提案されました。
今議会は折しも11月21日解散した衆議院選の最中となりましたが、出雲市にとって喫緊の課題である行財政改革に向けた大切な議会であると考えています。
しっかりと議論を重ねていきたいと思います。
また全員協議会で、平成27年度の幼稚園・保育所保育料について、出雲市の方針が示されました。今まで国の方針が定まらないこともあり市も確定的な説明ができず、保護者の皆様からはその対応に不満の声をいただくなどご迷惑をおかけしました。最終的な国の方針(予算の関係もあり)は確定していませんが、大きく変更することは考えにくく、今後は納得がいく説明ができるものと思います。(今後この方針がきちんと説明できるように、担当課でしっかり研修等をしておくように意見させていただきました)
詳しくは下記アドレスからご確認いただきたいと思います。
http://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1417134871070/files/houkoku3.pdf
いずも子どもウィークが実施中の出雲市で中学生による「出雲市中学生議会」が開会され、市内15中学校の代表2名が、環境、観光、安全安心、学校統廃合、未来の出雲市などについて、それぞれ考えを述べ、執行部に質しました。
今年度末に閉校する光中学校は、閉校後の跡地利用について、地域の活気が失われないように地域活動の拠点になる施設として再利用策を提案しました。
各教室の具体的な利用方法(1階:直売所・スーパー・ATMなど、2階:地区コミセン・学童保育・生涯学習など、3階:学習室・会議室)など写真や図面を使いわかりやすく説明がされました。教育委員会からは「事業実施に当たっては、採算性や地域の協力や利活用が大切です。地域活性化について今後も提案をお願いします」と答えがありました。
また最後にITを通したトラブルやいじめを自分たちで防ぐために
・IT上に他人の悪口やいじめの原因になるような書き込みはしない
・携帯電話、スマホなどの利用は午後9時までということを自分たちで守っていくという「出雲市フレンドシップ宣言」が全会一致で採択されました。
今回3回目を迎えましたが、どの質問も課題に対してよく掘り下げられており、肩ひじ張らずストレートな思いが伝わってきました。
議員・執行部もこの思いをしっかりと受け止め、より良い地域、より良い学校づくりに努めていきたいと思います。
今年も「いずも子どもウィーク」が、11月15日(土)~24日(月)の10日間の日程で実施されます。市民みんなが子どもの人格を尊重し、子どもの幸福がはかれるよう、家庭・地域社会等で子どもとふれあい、子どもを育成する大人の役割の大切さを認識するとともに、子育て環境の充実を図るため、集中的な取組として実施されています。
期間中、主には各中学校からの代表者が市議会本会議場で市長以下執行部に意見を質す「中学生議会」、小中学校・コミセンなどでの親子活動や出雲市青少年育成推進大会の開催などが行われます。
また11月は小学校では学習発表会が開かれる時期でもあります。
私は15日(土)に平田小学校の学習発表会を見学しましたが、1学期からの学習(環境、ふるさと、平和など)に沿った発表ということで、どの学年も自信をもって元気いっぱいに発表していました。特に6年生の発表は、平和学習に取り組んだ成果として、終戦時の題材を取り上げ、内容や態度も素晴らしく保護者や来場者、下級生の心を打つものでした。
保護者の皆さんも、わが子の成長に喜びもひとしおではなかったかと思います。
「いずも子どもウィーク」というせっかくの期間です、改めて子供たちと向き合い、家族に思いをはせて見てはいかがでしょうか。
総務委員会協議会が開催され、総務委員会・出雲市消防団・消防本部との意見交換が行われました。
消防本部から、消防団の整備や施設整備の現況、消防本部の現況などの説明を受けた後行われた意見交換では「消防車両は143台保有していて、約20年更新をしている。毎年4,5台更新しているが本来7~10台の更新をしたい。このような現状の中消防団にはきちんと車両管理をしてもらっている」「土砂災害の特別な配備計画は現在ない。土砂災害では一つの自治体ですべての装備を用意しておくことは困難で、他自治体との連携が重要になる」「消防団員数は今後計画に従い減っていくが、団員確保は最重要課題である。現在不足感はないが、水害や林野火災など人海戦術を要する災害では不足している」
また消防団からは今後町内単位の避難訓練を実施していき、常に市民の安心安全の確保と向上に努めていきたい決意を表されました。
近年の災害は一度起こると甚大な被害を引き起こす例が多くなってきました。
装備や団員確保など十分でない環境の中、日々活動をしていただいている現状もわかりました。国も消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図ることに重点を置いています。
出雲市も消防団・消防本部がさらに装備面・機動面で効果的・効率的に活動ができる環境整備が必要です。
また何よりも活動に対する市民の理解と協力が不可欠であります。
真誠クラブ 飯塚としゆき後援会 〒691-0001 島根県出雲市平田町1136番地 TEL.0853-63-3161 FAX.0853-63-3161