出雲市議会の一般質問が3日間の日程で行われ、初日は8名の議員が質問に立ちました。
私は初日2番目の質問者として、「仮称出雲新体育館の建設及び体育館再配置」について、執行部に質しました。
これまで出雲市の体育館については、平成24年度にスポーツ振興ビジョン、平成27年に公共施設のあり方指針によりその方向性が提言され、更には先月スポーツ振興審議会がスポーツ推進計画の答申の中でそのあり方が示されました。
平成24年度の提言では、出雲体育館と平田体育館はともに老朽化が著しく廃止し、2つを統合した体育館建設が望ましい、またその際地域の体育館整備も必要であるとされています。
また先の答申でも、出雲・平田・斐川第2体育館は廃止、出雲市のシンボルになるような体育館の早期事業化、各地域のスポーツ拠点となる体育館のあり方についての配慮について提言されました。
この答申後、一部報道で「注目される建設場所」という見出しが躍り、地域によっては建設場所への誘致を模索する動きもあるようです。
しかし、私は体育館整備の方針を決めるのが先で、その後場所等の問題になってくると考えています。
仮に2つの体育館を1つにし、片方の地域から体育館がなくなるという方針と地域に体育館を残すという方針では、場所の選定・体育館の規模・機能など与件が大きく違ってくると考えます。よってまず先に決定するのは整備方針とりわけ地域に配慮することについて具体的な方針を示さねば前に進まないのではないかと考えています。
長岡市長からは「今年度中に庁舎内で検討委員会を立ち上げ、場所・機能・スケジュール・市の方針などを決定したい」と答弁がありました。