政治ジャーナリスト・後藤謙次氏の講演会が開催されました。(県内企業主催)
この日は「今年の国政と参議院選挙」について、数日前に会食した安倍総理とのやり取りなど豊富な取材量に裏打ちされた講演でした。
噂されている参議院選との同時選挙については、「ない」との見立てでありました。
同時選をするには公職選挙法の関係で公示は6月23日しかなく、その日が「沖縄慰霊祭」の日であるため見送るだろうとの見解でした。会食した際安倍総理に質したところ否定されなかったとのやり取りも披露されました。
ただし、衆議院解散のタイミングを考えると・年内・総裁選任期切れ直前・任期満了くらいしかなく、今年後半の時間差ダブル選挙の可能性は高いとのことです。
今後注目すべき選挙は、4月24日投開票が行われる衆議院北海道5区補欠選挙で、この時自民党対非自民党の結集による戦いになっているかがポイントになってくる。
安保法を中心に野合勢力を結集しようという動きが本当にできるのか、参議院選を占う重要な選挙になるということです。
衆議院の定数是正の問題については、先日「7増13減」が答申されたが、人口比だけで決めて良いものか疑問に思う。(合区しかり)
量の比較と質の比較をきちんとすべきである。
また地方切り捨てのようで地方創生に逆行するのではないか?
等々の指摘は、もっともであり、国会でこのような意見にしっかりと耳を傾けた上で議論を深めてもらいたいと思います。
過去にこのブログで紹介したように講師の後藤さんとは、学生時代から親しくさせていただいており、約10年前には「ひらたCATV」の番組にも出演いただきました。(電話で国政の様子を伝えてもらいました)開局間もないころ自主制作番組が少ない中で、大変お世話になりました。現在はテレビ、ラジオ、雑誌で大変ご活躍されています。
記者時代の政治家や先輩が少なくなり寂しくなってきたとおっしゃっていましたが、より一層のご活躍を期待したいと思います!