出雲市議会の一般質問が行われ、私は「校庭、体育館などを含む空き校舎の利活用について」執行部に見解を質しました。
この問題については、昨年も同趣旨の質問があり、執行部からは「庁内で検討委員会を立ち上げ、危険度の高い建物については解体、利活用が見込める建物・解体後の跡地についてはプロポーザル方式による公募による貸し付けや売却を進める。また地元の意向を確認しながら進めていく」との答弁がありました。
しかしながら、この1年地元との協議など十分に行われず、利活用策について進んでいないのではないかとの認識のもと質問をしました。
答弁から、地元との協議は閉校後十分に行われていない様子がうかがわれました。
私は、閉校後の対応を地元任せにせず教育委員会も適宜検討を促すことが重要ではないか。
また現在施設などを管理し公募を行う管財契約課と地元交渉の仲立ちになる教育委員会が役割と責任を明確にし取り組むよう促しました。
そして、この出雲市の方針に沿って空き校舎の利活用を進める一つの手段として近年全国的にも広がりを見せている「サウンディング市場調査」という公募方法を提案しました。
これは地元で施設等の活用案を決定し、その後その案に沿った公募、対話(提案者との意見聴取)、対話内容の検討、条件整備などを行ったうえで正式公募をするという方法です。
地元の意向、提案者のアイデアや実現可能性などの把握、公募という流れは地元の意見も反映され行政の関与も明確になるものと思います。
また何より大切なことは、地域のシンボルである学校がなくなった地域に再び活気と活力が取り戻されることであり、そのためにも有効な利活用を行ってほしいと思います。