出雲市議会の3月議会が閉会しました。
今議会は市長の施政方針表明や平成30年度当初予算を審査するなど、来年度の方向性を決める重要な議会でした。
各委員会に付託された予算案24件、条例案24件はすべて可決しました。
これにより平成30年度は一般会計予算769億5千万円、特別会計13事業約493億円、合計約1262億4千万円の予算が執行されます。
また平成27年4月から3年間副市長を務められた野口武人副市長が退任(農林水産省復職)され、新しい副市長に藤河正英氏(農林水産省)を選任しました。
退任にあたり野口副市長は「出雲市に初めて赴任した時、自然に恵まれ、人の温かさを感じる住みやすい街だと感じた。特に自分たちのことは自分たちで解決しようという住民パワーや地域コミュニティーの強さがこの地域の活力の源であると感じています。
これから日本は全体的にシュリンク(縮む)時代を迎え、これまでの成功体験が当てはまらない転換期になってきました。難しい時代になりますが新しいことにチャレンジし、持ち前の住民パワーで乗り越えてほしい」と感謝とエールを述べました。
野口副市長は穏やかな語り口の中にも毅然とした強さを兼ね備え多くの功績を残されました。今後も出雲市の応援団として引き続きのご指導をお願いしたいと思います。
閉会にあたり長岡市長は「近年の様々なシティセールスを展開した効果が表れ始め、新しい人の流れができつつあり、交流人口の拡大に期待を寄せています。
また周辺部や支所への対応、生活環境の変化、定住外国人への対応など柔軟に対応していきたい。来年度も夢と希望に心が躍る出雲市を目指します」と述べ閉会しました。