一般質問2日目は、5人の議員が質問に立ちました。
私はこの日最後に質問に立ち、再生可能エネルギーの発電施設が多くある出雲市においてその有効な利活用策について質しました。
私はその利活用策のひとつとして再生可能エネルギーの電力を利用したエネルギーの地産地消について福岡県みやま市の例をもとに見解を聞きました。
このみやま市では、自治体も出資したみやまスマートエネルギー(株)が平成27年に新電力会社を設立しました。
この会社の特徴は、会社の利益から、住民福祉の向上や地域活性化に資する事業などを行うことで、地域内でうまれたお金を地域で循環させ地域に還元させていることです。
事業化には当然リスクもありますが、国100%補助の事業を利用するなどして、新電力会社の事業化の可能性や他の有効な利活用について調査・研究すべきと提案しました。
執行部からは「みやま市の取り組みは参考になる事例ですが、補助金の活用も含め可能性を慎重に探っていきたい」と前向きな答弁がありました。
現在日本では新電力会社によるエネルギーの地産地消の取り組みをドイツの先進事例から「日本版シュタットベルケ」と呼ばれ、研究・実施する自治体が増えています。
出雲市の再生可能エネルギーは、島根県内8市の約3割を占め、県内一です。
この恵まれた環境を生かす取り組みをぜひ行っていくべきと考えています。