交通政策特別委員会で行政視察を行いました。
調査は、仙台国際空港「民営化の効果及び利用率向上の取り組み」、国交省「新幹線整備実現に向けたプロセス」、FDA「今後の航空戦略」の3項目行いました。
仙台国際空港は、平成28年7月に国管理の空港としては全国で初めて民営化されました。
民営化前(国管理)は、滑走路等の管理(国)、旅客ターミナル・貨物ターミナル(第三セクター)、駐車場(財団法人)、航空会社誘致・空港利用促進(地元自治体・経済界)がそれぞれに管理している状況でしたが、民営化後は運営主体となった仙台国際航空株式会社がそれらを一体的に運営するようになりました。
民営化して3年が経ちますが、経営に連続性が生まれ稼げることができる分野で稼ぐことができること(収益性の向上)や、航空会社誘致にもエリアや航空会社へのアプローチを詳細な分析を行ったうえ戦略的に行えるなど大きな変化が見られました。
年々国内線、国際線の旅客数は伸びていますが、特に台北便運航数は民営化前の約10倍の19便/週となるなど国際線の開拓は意欲的に行われていました。
その他施設運営においても、いろいろな工夫が行われており、民営化により利便性やサービスの向上などが図られている印象を行けました。
出雲縁結び空港は県営空港ですが、今後まだまだ利用者は増えていくことと思います。
利便性を向上や顧客満足度向上のため、民営化を含めた運営方法の検討が必要だと感じました。