出雲市立塩津小学校の閉校式が執り行われました。
塩津小学校は、青い海を眼下に望み、緑濃き山々を背に自然に恵まれた小学校であり、これまでに1260名を超える卒業生を輩出しました。
平成14年に全国公開された映画「白い船」の舞台となった学校としても有名になりましたが、今年度3名の卒業生が巣立ち、来年度は3名の児童数になることなどから、残念ながら閉校となりました。
長岡出雲市長は式辞で「塩津小学校の144年の歴史に幕を閉じるのは惜別の思いがします。小規模校の良さを活かし創意工夫をした素晴らしい教育活動を行ってきました。地域の方々をはじめ教育活動を支えていただいたすべての人に感謝を申し上げます」と述べました。
井上睦子校長は「塩津小学校の児童は、神楽を通してふるさとの良さを実感しています。
今年は“ありがとう塩津小学校”を教育の柱に地域と教育の総まとめを行ってきました」
と地域への感謝と新たな時代への活躍に期待を込めた挨拶がありました。
6名の児童もそれぞれ地域への感謝とこれからも自分たちにできることとして「挨拶、塩津・美保サロンへの参加、海岸清掃」の3つの誓いを述べました。
記念事業では、地域の方から教わった神楽をとても見事に上演しました。
学校・保護者・地域が強い絆で結ばれていることを強く強く感じる感動的な閉校式でした。